図書館総合フォーラムで事例観察

先日20〜22日にパシフィコ横浜にて行われた「図書館総合フォーラム」に行って来ました。

最近、図書館で働くようになりました。働くと言ってもボランティア。そして図書館というのも民間が運営する[http://www.infosta.org/:title=民間図書館]なので公立の物とはまた別物。そこに関わるようになって図書館というものに興味が出始めて今回このような展示に行ってみる事にしたのです。(民間図書館についてはまたの機会に書きます)

図書館と言うと自分に身近にある図書館くらいしか利用する機会がなく、他の自治体の図書館であったりそれに近いサービスがどのようなことをしているのか知る機会がありません。もちろん知らなくても生活は可能ですが、よりよいサービスというものを求めるとしたら他の事例も知っておく必要があり、それを求める必要も出てきます。また逆にそれを提供する立場になる可能性もあります。
そこで今回は何か持ち帰ることができればと思いふらっと行って来ました。


展示は様々なものがありました。企業が自社の持っている商品を紹介するブース、ポスター発表のブース、基調講演など図書館に絡む物がいろいろとありました。


いわゆる大手と言われる企業の図書館システムの販売なんてのは自分が見ても意味がないので、小さな企業であったり、ポスターなどを重点的に見て回りました。

特におもしろかったブース

被災した地域に図書館、本がないので移動図書館を走らせてみんなに本を読ませてあげたいというプロジェクト。寄付の集め方や、元々本の寄贈を受け付けていたが途中から方針を変えて寄付金から地元の本屋で買うという方向への舵をきったなどおもしろかったです。

ブースの前でちょっとだけ実演してくれました。
http://www.ustream.tv/recorded/22884396

図書館×サッカーチーム。図書館とサッカーって何か関係が?と思うかも知れないですが図書館で地元のスポーツチームが本を紹介したり、彼らが本を紹介する小冊子を置く事でスポーツ少年にも図書館へと意識を向けてもらうもの。サッカーに限らず応用ができそうだと感じました。

編集工学の松岡正剛と大学のコラボ。まずは帝京大学から。
本を展示する空間を作りみんなで読む場を作る。また、ゲスト芸能人に質問をするとそれにあった本を紹介してくれる。MONDOゲーム(問答)もある。

「留学生は来るけどこちらから送り出せない(泣」ということから始まった学生英語力向上プロジェクト。
図書館で英語を読んだり聞いたりした語数に応じポイントが溜まり、それで景品をゲット。その成果は確実にTOEICの数字に表れて来ているようです。

著者が各地方の図書館のおもしろいサービスを取り上げた100連発。なるほどというものから苦笑してしまうものまで。多数。
やっぱり反響がすごい。
http://togetter.com/li/412134

他にも

図書館の未来を探る勉強会

リンクトオープンデータとは情報に関するデータをパソコン等の機械が理解しやすいように記述する方法。

  • ecoaty(フィルム貼りの効率化)

ちょっと効率化。

図書館横断検索サイト。



小さいところの取り組みがおもしろく、なるほど!と思わせられる物ばかりでした。
まだ情報を整理しきれていないのでこれからもっと噛み締めます。