落語をしたはなし

先日落語をしてきました。

photo by あわぢぃ

なぜ落語をしなくてはいけなくなったのか。
それは以前書いたおのしゅうナイトの主役おのしゅうさんから話しは始まります。
前回のおのしゅうナイトはそれなりにおもしろかったわけだけど本人は満足していない様子。

「何から何までみなさんにやっていただいてしまった。」


このような真面目な発言をしていて、「やるからには自分でやりたい」という思いがむくむくとふくれあがってしまったようで第2回をやりたくなってしまったみたい。
そこで第2回という話しだが、やるからには自分の好きなことをやりたい、ということで「落語会」が選ばれました。

そこでさすがに自分一人では無理だ、という話しになり落語の経験がある臨海亭東雲さんと二人で「二人会」をしようという話しになりました。


そしてさらにそこから「二人会」をやるのだから前座が必要だ。

「そうだ。キムさんお願いします!」
「え?よいですよ」

という話しで私が落語をやる運びとなりました。
なんと、軽いこと。軽いこと。


その後、安請け合いしてしまったことに後悔を覚え、何度か弱みを見せます。
見せる度におのさんは「カンペ読んでもよいですよ」とか、「世間話でもしてればよいですから」なんてフォローをしてくださったり。そういう言葉になびいてしまいそうになりながらも踏ん張りつつ、けれども全然落語が覚えられず。日々を過ごしてました。


そんなある日、おのさんに「どうして落語が好きになったのか」を尋ねました。
すると


「親がウォークマンを買ってくれたけど、特に聴くものがなくて落語を聴いているうちに好きになった」

と言う話しでした(確かw)。


本人からしたら大した話しではないのかも知れない。
けど私はこのほっこりした話しを聴いてから「やっぱり頑張らなきゃな」なんて思ったり。


その後もなかなか覚えられず苦戦を強いられましたがなんとか「寿限無」を演りきりました。
所々ミスなどはありましたがとりあえず形にはなったかな?


前座という立場だったため会の雰囲気を壊してはいけないという見えないプレッシャーを感じていましたがなんとかしました。


それにしても他のお二人は二席ずつ覚えていたので頭が上がりません。すごい。


落語以外にも色物として漫才、マジック、大喜利など充実した会となりました。なんと出囃子の三味線も生演奏!


協力してくださった皆さん、お越しいただいた皆さんありがとうございました。
貴重な経験をさせていただけて楽しかったです。


また何か安請け合いしたいと思います!w